埼玉県立がんセンター
新病棟

がんセンター新病棟の外観

屋内配管のステンレス鋼管

昭和50年11月開院から37年が経過し、この間の医療の進歩や患者の動向を踏まえ、新たに建設された新病棟です。
 「高度先進がん医療を実践する病院」「患者と家族にやさしい病院」のコンセプトに加え、「災害対策及び省エネ、省CO2対策」を強化した病院でもあります。
 災害対策の強化としては、非常用発電設備を2系統備えることはもちろん、飲料用の井戸水浄化設備を設置しています。
 省CO2対策の強化としては、LED照明やLow-E(低放射)ガラスを大幅に採用することで、照明や空調に必要とする電力使用を抑えることができます。
 屋内配管材は埼玉県が省CO2に寄与する材料として推奨しているステンレス鋼管です。このがんセンター新病棟では給水、給湯、空調などの多くの配管にステンレス鋼管が使用されています。これは、患者の方々が常に快適な診療を受けられるよう、病院としての使命を全うする期間、配管類も機能する必要があるという考えからです。ステンレス鋼管の高い耐食性、衛生性や、地震などによる変形応力に対しての抵抗性は正に合致した配管材といえます。
 この新病棟の掲げる「災害対策及び省エネ、省CO2対策」の強化にステンレス鋼管が寄与するものと期待されます。

所在地 埼玉県北足立郡伊奈町 小室780 建物概要 鉄筋コンクリート(免震構造)11階建て
竣  工 2013年12月 面 積 敷地80,597平方メートル
延床61,070平方メートル(本館棟)
868平方メートル(付属棟)