東京都水道局

東京都では専門委員会の調査検討結果を受けて、昭和55年5月に耐食性および耐震性に優れたステンレス鋼管による給水分岐配管を採用し、以後、配水管の分岐から第一止水栓までの50mm以下の給水管を鉛管からステンレス管への切り替え、その工事を積極的に推進してきました。
この結果、公道部の給水管総取出件数193万件の鉛管解消率は、平成14年度末までに99%に達し、ステンレス管への切替え工事は、ほぼ完了しました。
*多摩地区では一部、ステンレス管以外の給水管を使用している地域があります。

給水管のステンレス化率が増加するにつれて、漏水率が順調に減少し、漏水修理件数も同様に減少している傾向がみられ、給水管のステンレス化が漏水防止に大きく寄与していることが確認されています。

この結果、漏水率減少による経済効果も期待されています。


漏水率、漏水修理件数及び公道下のステンレス化率の推移

東京都水道局では、ステンレス鋼管類の耐食性については、これまでの調査、研究から各種土壌への適用に問題は無く、信頼性が高いことを確認しています。
しかし、青銅製の給水装置用材料との接続においては、青銅製材料に異種金属接触腐食が生じやすいため、犠牲陽極を設置することで対策を講じていました。
このため、同局では恒久的な防食対策が必要であるとして、道路下に使用する給水装置材料のオールステンレス化を予定しております。
新しくステンレス製となる材料は、「サドル分水栓」、「ソケット(シモク)」、「プラグ」「仕切り弁B(ボール止水栓)」の四品目で平成18年度からの実施を予定しています。