一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G3448)の2016版が刊行されました。

一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)の2016年版が刊行されました。一般配管用ステンレス鋼鋼管は、給水、給湯、排水、冷温水、消火用及びその他配管に用いるステンレス鋼鋼管について規定しています。
本規格は、1988年に制定以来、1994年、1997年、2004年及び2012年の4回も改正を経て今回の改正に至っております。
今回の主な改正点は以下の通りです。

(1)試験の見直し
押し広げ性及び曲げ性は割れを評価し、きずは評価から削除。

(2)耐漏れ性
耐漏れ性として3種類の試験を規定しているが、管に圧力を加える試験(水圧及び空気圧試験)と非破壊試験とに区別する必要はないことから、三つの試験をそれぞれ細別として規定。

(3)溶接部の厚さの許容差
レーザ溶接又は電気抵抗溶接によって菅を製造する場合の溶接部の厚さの許容差を追加。

(4)外形の許容差
2種類の外径の許容差のうち、“周長”を“平均外径”に変更し、“平均外径”の定義を見直し、従来と同じ定義である“円周を円周率3.1416で除した値と外径公称寸法との差”、又は新たに追加した“相互に直交する2方向の外径測定値の平均値と外径の公称寸法との差”とした。

詳細は 一般配管用ステンレス鋼鋼管 参照