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建築・土木部材
保護フィルムレス屋根材(西武ドーム)
三晃金属工業
西武ドームは、ステンレス鋼の屋根とテフロンのテント地で構成されている。金属屋根は一般的にはロールフォーミングによって成型されるが、素材がステンレス鋼の無垢材の場合は、「かじり」という現象が発生して、製品に傷をつけるだけでなく、成型ロールにまで傷をつけてしまう。このため、ステンレス鋼の無垢材をロールフォーミングする場合は通常、両面に100ミクロン前後の保護フィルムを貼ってから成型する方法が採用される。施工後剥がした保護フィルムは、ゴミとなり産業廃棄物として処分される。また、フィルム価格が高いため、素材のコストを押上げる要因にもなる。屋根材には、22Cr〜1.2Moフェライト系ステンレス鋼の表面に特殊なクリアー樹脂を両面塗装した保護フィルムレスタイプのステンレス鋼を採用した。樹脂には塗装製品と同様に、保護フィルムなしでロールフォーミングすることが可能であり環境に悪影響を及ぼさないものが採用されている。また、施工後は紫外線等により短期間に消失するように設計されており、1年程度で屋根面は無垢のステンレス鋼で施工された状態になる。同ドームは板厚0.8mm、長さ約20mの屋根材、キャップ材それぞれ2,700本全てを保護フィルムなしで成型することができた。本製品は「ゴミを出さない」という環境保護の観点からだけではなく、外装建材用ステンレス鋼製品のコスト低減に大いに寄与した
機能性部材
護岸工事用かご枠
鋼管通商
建設省が環境を考慮して、1997年から実施している多自然型護岸工法「ふとんかご」の推進に合せて、新規にステンレス製エキスパンドメタルを用いたかご枠を製品化したもの。本製品は、従来の金属製ふとんかごを単にステンレス鋼にしたのではなく、六角形を基本とし、ハニカム構造等を組合せることにより、施工性を向上させ、工期短縮を可能にし、護岸工事のトータルコストの削減に大きく寄与した。その成果として、年間数万トンの需要があるといわれているふとんかごの分野に新規にステンレス鋼の需要を創出した点を評価した。
 
 
     
建築・土木部材   製品
ハイブリッドカーテンウォール
(秋田県立大学)
  集合住宅用玄関多機能パネル
松田平田・ヤマキ工業
 
田島メタルワーク
 
     
機能性部材   機能性部材
下水道管用ライニング工法   免新建物用エキスパンション
日新工機
 
ニッタ・日新総合建材
 
     
機能性部材   オブジェ
使用済み核燃料貯蔵ラック   オブジェ付パイプスピーカー
三菱重工業
 
日本金属工業
 

機能性部材
高耐食・高強度ねじ
ミヤガワ、永岡鋼業