作品カテゴリー:建築・土木部材
身延山久遠寺五重塔復元工事 
タイロッド受金物及びステンレス間柱補強 
公益財団法人文化財建造物保存技術協会/愛知製鋼梶@
選考理由
歴史的木造建造物の耐震補強部材に耐食性の観点(さびによる膨張に伴う木部破損の回避と山間部における高湿気に対する耐食性)により、ステンレス鋼が採用された。
 木材のラフな施工公差にもフレキシブルに対応しており、且つ、火気作業厳禁のため、現場溶接・溶断を必要としない作業性を考慮したディテールが採用されている。
 文化財建造物に採用されたことで、ステンレス鋼のイメージアップ及び社会文化への貢献度が高いと評価された。
 また、ステンレス材料の文化財復元・改修工事にも採用計画が展開されており、歴史的建造物への適用としての新規需要が期待される。
使用鋼種:SUS 304
使用量等:8,624kg
推薦会社:愛知製鋼