作品カテゴリー:機能性部材
渦流式落差ステンレス鋼管
ナスエンジニアリング梶@
選考理由
 本物件は下水道整備工事のうち、雨水貯留管の建設工事の一環である。
 大雨時に近くの鶴見川に排水できない雨水を一時的に貯留させる設備の一部であり、雨水を2本の導水路からそれぞれφ1,900とφ2,700のステンレス鋼管に流入させ、管の内面に雨水を沿わせ落下エネルギーを減衰させて高低差21mと26m下にある貯留管に流すための製品である。
 従来はFRPを使用するものが多かったが、ステンレスの高強度と耐食性を併せ持つ優れた材料であることから採用された。
 ステンレスが災害時においても社会貢献を果たす事例であり、新規需要開拓された作品である。
使用鋼種:SUS 304
使用量等:48,000kg/個
推薦会社:日本冶金工業