耐震性

ステンレス配管システムの耐震性について

建築設備配管

2008年に独立行政法人防災科学技術研究所が実施する文部科学省からの委託研究「首都直下型地震防災・減災特別プロジェクト」の一環として、独立行政法人建築研究所が行った建築設備の耐震性評価をE-デフェンスで実施しました。

この結果、建物の主要構造物である梁の端部に破断が発生したにもかかわらず、給水管として組み込んだステンレス配管は、気密試験による漏れはなく、支障のある変形等もないことが確認され、ステンレス配管システムが優れた耐震性を有することが実証されております。

尚、この試験概要・結果については、報告書・レポート(技術報告)のE-デフェンスを用いたステンレス配管の耐震性試験結果についてをご参照下さい。

水道配管

近年、阪神大震災、東日本大震災、熊本地震など大規模地震が頻発しており、長時間の断水が発生しました。加えて、施設の老朽化も進んできており、むしろ地震に対する脆弱性は高まっており、今後、首都圏直下型大地震や東南海地震等の発生が予測されるなか、水道施設の地震対策は最重要課題となっています。

水道用波状ステンレス鋼管は、一次給水用としてステンレス鋼鋼管に波状の加工を施して、パイプに可とう性を持たせたものです。これにより曲がり部分に継手を必要としないため、配管作業が効率化され、また波状部で変位や振動を吸収するので、耐震性の面でも優れた効果を発揮します。

この優れた耐震性と、ステンレス鋼鋼管の高耐久性が評価され、一次給水としての水道用波状ステンレス鋼管を用いたステンレス配管システムは、東京都水道局を始めとして多くの水道事業体に採用されています。

また配水小管用としては、優れた耐震性能と管路敷設コストの削減と施工性の改善、さらに高耐久性と環境負荷低減効果が期待できる耐震継手を用いたステンレス配管システムを開発しました。